さくらのレンタルサーバへPHP のPECL拡張をインストールする

さくらのレンタルサーバへPECL拡張をインストールするには

  1. 使用しているPHPバージョンに対応するpecl拡張のソースをダウンロード・展開
  2. phpize , configure , make
  3. 任意の場所に【xxxxx.so】ファイルを移動
  4. php.iniに `extension = xxxxx.so` を記述

でできます。

例としてPECL拡張 `mailparse` をインストールしてみます。

1. 使用しているPHPバージョンに対応するpecl拡張のソースをダウンロード・展開する

https://pecl.php.net/
から使用したいpecl拡張をダウンロードします。 (この際対応しているPHPのバージョンを確認すること) 例 : mailparse バージョン 2.1.6 をダウンロードします

wget https://pecl.php.net/get/mailparse-2.1.6.tgz
tar zvxf mailparse-2.1.6.tgz
cd mailparse-2.1.6

2. phpize , configure , make します

ターミナルから以下のコマンドを実行します。

phpize
./configure
make
make test

3. 任意のフォルダにファイルをコピー

ここでは ホームディレクトリ直下の php_modules ディレクトリにコピーします

mkdir cd ~/php_modules/
cp ./modules/mailparse.so   ~/php_modules/

4. さくらレンタルサーバの管理画面から PHP設定の編集 を押して php.iniに設定を記述します

extension_dir =  /home/『ユーザー名』/php_modules/
extension = mailparse.so

phpinfo() で項目が表示されていれば正しくインストールされています。

5. コマンドラインからも使えるようにエイリアスを設定する

● .bash_profileに以下を追加

alias php='php -c/home/『ユーザー名』/www/php.ini'

● .cshrc に以下を追加

alias php	php -c /home/『ユーザー名』/www/php.ini

追加後にコマンドラインから

php -m

で該当モジュール(mailparse)が表示されていれば正しくインストールされています 

6. PECL拡張をインストールしたPHPを使用してcomposerを使う

composer requie hogehoge/hogehoge

とするかわりに

php /PATH/TO/COMPOSER/composer.phar   require   hogehoge/hogehoge

とすればいいでしょう。

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No.1047
11/09 09:25

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