ssh やSFTPをパスワードなしで接続するには次のようにします。
鍵ファイル名を指定して「公開鍵」「非公開鍵」2つの鍵ファイルを作成します。
ssh-keygen -t rsa -b 4096 -f ~/.ssh/id_rsa__mysite
(何か入力を促されますが、そのままenterを2回押します)
これで
公開鍵「id_rsa__mysite.pub」 と
非公開鍵「id_rsa__mysite」
が生成されます。
ssh-keygen -t ed25519 -f ~/.ssh/id_ed25519__mysite
で生成します。生成ファイル名(「id_rsa__mysite」→「id_ed25519__mysite」)に変えているので、以下の文章のファイル名のところは読み替えてください。
接続元マシンで以下のように入力します
ssh-keygen -l -f ~/.ssh/id_rsa__mysite
# または次のコマンドでもok
ssh-keygen -l -f ~/.ssh/id_rsa__mysite.pub
表示される先頭の数字がバイト数です。2048以上になっていることを確認します。
cat ~/.ssh/id_rsa__mysite.pub
(画面上にキーを表示してクリップボードにコピーする)
ssh-copy-id -i ~/.ssh/id_rsa__mysite.pub [リモートユーザー]@[リモートサーバーのホスト名]
cd
mkdir .ssh
chmod 700 .ssh
cd .ssh
touch authorized_keys
chmod 600 authorized_keys
vi authorized_keys
(ここでviから先ほどクリップボードにコピーした鍵をペーストする。)
viの保存コマンド esc → :wq → Enter で保存する。
なお、サーバによってはファイル名「authorized_keys2」というファイルが存在することがあります。(古いサーバです。)
気にせず「authorized_keys」に追記 します。
どちらのファイルもない場合は「authorized_keys」でOKです。
ssh -i ~/.ssh/id_rsa__mysite user@xxx.yyy.zzz
なお、SSH接続の不具合を調査するときはこのように -v をつけて実行します
ssh -v -i ~/.ssh/id_rsa__mysite user@xxx.yyy.zzz
sshでログイン後にシェルを変更したいときなど、SSHログイン後に何かコマンドを実行したい場合は
-t コマンド名
とします。 具体的には
ssh user@hogehoge.com -t /usr/local/bin/bash
SSHへのブルートフォースアタック(ID, PASS 総当たり攻撃)は必ず経験する攻撃の一つです。 ブルートフォースアタックへの対応策(ID,PASSでのSSHログインを不可にする)は必ずしておきましょう。
ブルートフォースアタックを受けていることを確認するにはログファイルを確認します。 まずログファイルの場所を確認し、そのログファイルを参照します。
cat /etc/syslog.conf
Fedora や CentoOSの場合下記コマンドで確認できます。
cat /var/log/secure | grep "Invalid user"
cat /var/log/secure | grep "Failed password"
cat /var/log/messages | grep "failure"
webmin で見る場合
【システム】→【システム ログ】から該当のログを表示できる
vi /etc/ssh/sshd_config
以下の設定を追加する
PasswordAuthentication no
ChallengeResponseAuthentication no
PermitRootLogin no (通常 no をおすすめします)
PermitRootLogin without-password ( root で直接ログインする必要がある場合はパスワードログイン以外を許可します)
Port 22222 (デフォルトポート 22 を変更する)
sshd の再起動
service sshd stop
service sshd start
/etc/hosts.deny
以下を追加 (IP:123.456.789.123 からの ssh 接続を拒否する場合) (IP:999.999.999.999 からの 全ての接続を拒否する場合)
sshd: 123.456.789.123
ALL : 999.999.999.999
http://denyhosts.sourceforge.net/ から DenyHosts-2.6.tar.gz をダウンロード
tar zxvf DenyHosts-2.6.tar.gz
cd DenyHosts-2.6
python setup.py install
# インストールが完了したらコンフィグファイルをコピーし所有者と権限を変更する
cd /usr/share/denyhosts/
cp denyhosts.cfg-dist denyhosts.cfg
cp daemon-control-dist daemon-control
chown root daemon-control
chmod 700 daemon-control
denyhosts.cfg を編集する
vi /usr/share/denyhosts/denyhosts.cfg
設定例
# 4週間経過すると拒否対象から解除してあげる
PURGE_DENY = 4w
# 拒否解除を2回行うとそれ以降は解除しない
PURGE_THRESHOLD = 2
# 「存在しないユーザでの認証失敗5回」で拒否ホストに認定
DENY_THRESHOLD_INVALID = 5
# 「存在するユーザでの認証失敗10回」で拒否ホストに認定
DENY_THRESHOLD_VALID = 10
# 「rootユーザでの認証失敗1回」で拒否ホストに認定
DENY_THRESHOLD_ROOT = 1
# メールにて通知
ADMIN_EMAIL = your@email.address
# メールタイトルを指定する
SMTP_SUBJECT = DenyHosts Report Server( yourhost.server )
自動起動の設定をする
cd /etc/init.d
ln -s /usr/share/denyhosts/daemon-control denyhosts
chkconfig denyhosts on
denyhosts の起動
service denyhosts start
間違って自分のホストが denyhosts によって拒否された場合は
vi /etc/hosts.allow
として 接続を許可したい IP を追加します
sshd: 123.123.123.123